あなたは誰タイプ~メルル・シェーン編

メルル・シェーン 「ザ・ウォーキングデッド」に登場する人物は全員が実直で優しい、というわけではありません。もちろん、リック率いるグループにだってトラブルメーカーが存在しています。
どんなドラマにも、いつもトラブルを引き起こす、ちょっとだけ危険な人物が登場しますが、「ザ・ウォーキングデッド」においては、彼らの姿もとても魅力的に描かれています。

そこで、ここではこの物語におけるトラブルメーカーの代表であるメルルとシェーンについて考えてみましょう。

《腹は立つけど憎めない!メルルの魅力とは?》

まず、シーズン1から登場し、一番に大きなトラブルを起こすのが、ダリルの兄であるメルルです。
とにかく口が悪く、暴力的ですので多くの方がこのメルルに対して不快感を抱くことでしょう。それでいて、どこか憎めないところがある…それがメルルというキャラクターの特徴となっています。

どうして、これほどまでに凶悪な男なのに憎みきれないのか…その最大の理由は根っからの悪人ではない、という点が最大の理由でしょう。それは、弟のダリルが慕い続けているという点からも明らかです。
詳細は、やはりネタバレになってしまいますので、お話できませんが、時々見られる周囲への思いやりで、彼の起こしたあらゆる問題を忘れてしまう瞬間があるのです。

確かに、彼は多くのトラブルを起こしました。しかし、世界中が荒廃し、めちゃくちゃになってしまった、という状況を考えると、彼の行動も理解できないことはありません。もしかすると、自分だってメルルのようになってしまったかもしれない…そう考えてしまう方も多いのではないでしょうか?

単なるトラブルメーカーではなく、こういった視点から彼のことを考えてみると、少し魅力的に見えてくることでしょう。

《歪んだ友情と愛情に悩むシェーン》

世界が混乱した状況に陥る以前から、リックの親友であったシェーンもグループの中でさまざまなトラブルを起こします。
彼の場合はメルルと違って、露骨に悪態をつくわけではありませんので、人によっては余計に不快感を覚えるかもしれません。

しかし、やはりシェーンも危険性を秘めている一方で、メルルと同様に根っからの悪人というわけではありませんし、シーズン2以降に悪役として登場するガヴァナー(総督)ほど無茶な人間ではありません。

彼の言動を振り返ってみると、その考え方は一貫しています。やり方は危険なものであり、決して正しいとは言えませんが、リックや他のメンバーと同様に、愛する者を守りたい、という一心で行動をとっているのです。
だからこそ、シェーンはグループのトラブルメーカーであり、人によっては卑怯で危険な人物であると見られるかもしれませんが、同時にとても魅力的な人間でもあるのです。

そのため、ストーリーの中では悪役的なポジションであるにも関わらず、とてもファンが多いキャラクターとなりました。
メルルと同じく、もし、自分が同じ状況に置かれたら、やはりシェーンのような行動をとってしまうかもしれない…そう考える方も多いでしょう。

トラブルメーカーもやはり一人の人間であり、その背景にはさまざまなドラマがある…その点までしっかりと描かれているからこそ、「ザ・ウォーキングデッド」はこれほどまでに世界中に愛される作品になったのかもしれません。