大ブームを起こしたgleeなのに

次から次へと新しいものが誕生するアメリカドラマの世界でも、2000年代にもっともヒットした作品の一つとして挙げられるのが、gleeでしょう。
内容しては、田舎の高校生が音楽を通じて成長して行く…といった特別に珍しいものではありませんでしたが、ミュージカルスタイルで、それぞれの登場人物に強烈な個性を持たせることによって、大ヒット作となりました。

日本でも大ヒットしましたので、毎週楽しみにしていた…という方も多いのではないでしょうか?また、ミュージカルドラマですので、サウンドトラックも大ヒットしましたし、DVDもかなりの売り上げを記録しています。
さらに、映画化もされており、こちらもヒットしました。

こうして、一時は社会現象にまでなったgleeですが、ある時期から人気が急降下してしまい、最終的にはシリーズ終了となってしまいました。

これほどまでの人気シリーズだったのに、どうして人気が急降下してしまったのでしょうか?その理由について考えてみたいと思います。

《gleeが失速した原因はメインキャストの卒業?》

まず、失速した原因として最初に挙げられるのが、メインキャストが卒業してしまったという点でしょう。このドラマは、物語の進行と一緒にキャラクターも年齢を重ねて行きます。
舞台は高校ですので、数年たてば卒業することになってしまうのです。

こうして、初期からの人気キャラクター達は次々と卒業して行くこととなりました。もちろん、新入生も入ってきますが、初期からの人気キャストと比較するとそれほど高い人気を集めることはできませんでした。

冒頭でもお話しました通り、このドラマのヒットの要因は個性的なキャラクターでしたので、それを失ってしまえば、人気が失速してしまうのも仕方ありません。

この状況から、かつての主人公格であったキャラクター達の卒業後のストーリーなどを挿入するようになりましたが、もう、以前の人気を取り戻すことはできません。

《メインキャストの死という不運》

シリーズを通して、初期は中心的生徒として、そして後期は指導者として活躍していたフィン・ハドソンを演じていた俳優のコーリー・モンティスが死去してしまう…という不運も重なりました。
主人公級のキャストですので、別の俳優への差し替えは困難ですので、劇中でもフィンは死去した、という扱いになり、ますますドラマは苦しいものとなります。

ここから、さらに過去の人気キャストを期用するといった方向転換を行いますが、それでも全盛期ほどの人気を集めることはできませんでした。
そして、シリーズは終了することとなってしまったのです。

学生にスポットライトを当てた作品は、人気の世代が卒業してしまうと失速してしまうのは仕方ありません。そこに人気キャストの死といった不運が重なってしまった結果、gleeは失速してしまうことになったのかもしれません。
内容としてはとても面白く、キャストの歌やダンス、楽器演奏などのクオリティも非常に高く、見ごたえのあるドラマだっただけに少し残念ではあります。
ですが、こういった青春ものは何度見ても良いものですので、数年後に改めて見返したくなってしまうドラマとも言えるかもしれません。