共感できなくなってしまった?

青春ものや日常をテーマにしたドラマの場合、キャラクターに共感できるかどうかは、人気作になるための重要なポイントとなります。
初期の頃、gleeはうまく多くの視聴者の共感を集めることに成功していました。

ヒロインのレイチェルの不器用な恋愛や、他のメンバーたちの努力し、成長しようとしている姿を過去の自分と重ね、楽しんでいたという方も多いのではないでしょうか?
しかし、途中からキャラクターが変化し、なかなか共感することができなくなってしまったという方も少なくありません。

それはどうしてなのでしょうか?
ここでは、どうしてgleeの登場キャラクターに対して共感できなくなってしまった理由について考えてみたいと思います。

《どうして共感できなくなってしまった?》

これはキャラクターの「成長」として受け取ることができないわけではありませんが、途中からヒロインのレイチェルがスターになってしまったという点でしょう。
初期の頃のような、不器用なヒロイン的な姿がまったくなくなってしまいました。もちろん、最初から歌の才能は非常に高いという設定ではありましたが、圧倒的なスター設定になってしまうと、なかなか共感することができなくなってしまいます。

また、メインキャラクターの一人である、教師のウィルもストーリーが進むにつれてどんどん変化して行きました。初期は家庭と仕事の狭間で悩む男…といった形で描かれていました。
ですが、離婚が成立して以降は、単なるプレイボーイと化して行きます。最初から、かなりのモテ男で、女癖はあまり良くない、といった描写もありました。
ですが、後半になるといろんな女性キャラクターと関係を持つようになったり、色仕掛けで女性キャラクターをたぶらかす…といった展開も多くなります。
そうなれば、また多くの人に共感されることはなくなってしまいます。

このように、メインキャラクターが変化しすぎてしまったことによって、どんどん共感しながら楽しむことができなくなってしまったようです。

《展開が激しく、早くなることで共感できなくなってしまった?》

また、展開があまりにも激しくなってゆきます。特にシーズン4以降はいきなりストーリーが飛んでしまうこともありました。
これによって、それぞれのキャラクターに入り込むことができなくなってしまった、という方も多いのではないでしょうか?
登場キャラクターにスポットライトを当てることは悪いことではありません。しかし、そのせいでストーリーが見えにくくなってしまえば、あまり面白く感じられません。
あくまで、ストーリーが適切な早さで進みながら、その中でキャラクターに共感することができなければ、青春ドラマ、日常ドラマは長く人気を維持することができません。
gleeの場合、マンネリ化を防ぐためにどんどん新キャラクターを追加したこともあって、話が複雑になってしまいました。それによって、さらにストーリーはわかり辛くなり、さらに共感することもできなくなってしまい、結果として失速してしまうことになったのではないでしょうか?

このように、ストーリーが展開して行くにつれて、どんどんキャラクターに共感することができなくなってしまいました。これもこのドラマの失速の原因なのかもしれません。