ハリウッドで恋する、Gスポット

Gスポット 「Gスポット~彼女たちの好きなこと」は、落ち目のハリウッド女優が再起を目指して奮闘するコメディ。奔放なセックスにおぼれつつも、オーディションでのいやらしく屈辱的な扱いには激怒し落ちこむ主人公の生き方を描写したカナダのドラマです。タイトルは放送局によって異なり、「恋するハリウッド日記 ~ジジは幸せアン・ハッピー~」とも題しています。



《主演女優のエロチックな自伝的ストーリー》

制作総指揮をつとめるブリジット・バーコが主演もしています。主人公ジジはバーコ自身がモデルで、盛りを過ぎた落ち目の女優。B級映画で批評家から絶賛されハリウッドに進出したものの、それ以来、全然売れず仕事がまったく無いまま30を超えてしまいます。セックス好きで男性とはいい関係を築くものの、フラれて傷ついたり、オーディションで屈辱的な経験をしたり、ハリウッドの落とし穴にはまったり。

ジジをささえる友人たちは、シングルマザー、仕事への復帰をめざす女優、麻薬問題をかかえるデザイナーなど。厳しい世界を、仲間に助けられながら生きぬいていきます。ジジの裸のショットも使われていて、かなりエロティックな映像を多用。尻軽女的な主人公のキャラクターにもかかわらず、華やかな世界のきびしさや汚い裏側にも触れています。アメリカエンターテイメント業界の中心で生き残ろうとする独身女性の、セックスと友情と涙と笑いを描いたコメディです。

《知名度の低い女優です》

主演のブリジット・バーコはカナダ生まれの女優。マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、ウディ・アレンの3人の名監督による映画「ニューヨーク・ストーリー」でデビュー。数々の映画やドラマに出演し、スリラー映画「ダーク・アイランド/堕ちた楽園」では20代にもかかわらず10代の少女の役を演じ、ヌードや濡れ場も演じました。

出演作の多くがB級作品で、各種映画祭でも主演女優賞の候補にノミネートされているにもかかわらず、知名度の低い女優です。日本ではほとんどの作品がDVD化されていません。女優としてはかなり苦労をしてきたようで、そうした体験がこのドラマで表現されています。「カナダ版セックス・アンド・ザ・シティ」ともいわれる通り、奔放なセックスを描きながらも、もの悲しさも漂うドラマです。

B級映画の女優が描く、ハリウッドの厳しさと友人たちとの支えあいとは対照的で、エロティックなのにどことなく寂しさも感じさせるユニークなドラマです。