逃亡者

逃亡者 リメイクされて映画版にもなっている『逃亡者』ですが、基本の設定はもちろん変わりません。妻殺しの罪を着せられた医師が警察に追われながらも真犯人を見つけ出すというサスペンス映画というのが大筋のストーリーです。

医師・リチャード・キンブルが無実の罪を着せられて逃げまどいながらも、妻を殺害した真犯人「片腕の男」を追い、彼を逃亡犯として追う警部ジェラードのデッドヒートに毎回ハラハラして見ていた方も多かったはず。ドラマ版を知らない世代にも、映画でハリソン・フォードが演じたキンブルは当たり役で、大ヒットしたのでご存じかと思います。

本作は、実は実際に起こった冤罪事件をモチーフにしているのです。1954年にアメリカ・オハイオ州でサミュエル・シェパード医師がその妻を殺害したとして逮捕されたことに脚色を加えた小説が原作になっています。

裁判で無実を証明することができなかった主人公は、死刑判決を受けて刑務所へと移送される途中、他の囚人たちが逃亡を企てたことによる事故の混乱に乗じ、妻を殺害した真犯人を自らの手で見つけ汚名をそそぐために、事故現場から逃亡します。う~ん、面白そうですね。

こうした作品「無実の主人公が警察などの追っ手から逃げて、自らの力で真犯人を捜し出す」というパターンはその後スタンダードとなり、『逃亡者』を模した作品は数多く作られています。

そしてこの『逃亡者』に似た話を友人が体験しています。友達の女性の家に遊びに行った友人は、たまたま呼ばれて行ったにも関わらず、何故か不倫の相手と誤解されて、旦那にしつこく問い詰められるはめになったのだそうです。

遊びに行ったときに女性と部屋でお茶を飲んでいただけなのに、たまたま営業の途中で家に寄った旦那が帰ってきてしまい「おまえか、妻をたぶらかしているのは!?」と何故か激怒されてしまい、話をいくらしても通じないのでしかたなくダッシュで玄関を出たそうです。

すると何故か旦那は猛スピードで追いかけてきて、友人を捕まえました。「頼む、本当のことを言ってくれ!」と言われたものの、本当に何もしていない友人は「だから何もしてないって!」と弁明するしかありませんでした。

これは妻の浮気を常日頃疑っていた旦那が日中、家の周りを張っていたようです。そして、その張り込み中にのこのこケーキを持って現れた友人を浮気相手だと思い込んで詰問したようでした。

その後誤解は解けましたが、どうも相手の女性が浮気をしていたのは本当らしく、結局彼ら夫婦は数年後に離婚してしまいました。

ただ、友人もしなくて良い逃亡をするのは、自分にもなんとなく奥さんに下心があったに違いありません。逃亡者になるようなことはできるだけしないようにしたいものです。