ハリウッドの裏側は「dirt」なセックス

dirt 日本で言えばフォーカスやフラッシュのようなゴシップ雑誌のカリスマ女編集長が、「ダート」なやり方でゴシップネタをつかまえるドラマ「dirt/ダート:セレブが恐れる女」。2006年から2007年に放送されました。セレブ同士のセックスネタやドラッグネタを追いかける一方で、自分もセックスに溺れていくという、まさにダートな物語。

スキャンダラスな内容でセンセーションを巻き起こし、全米No.1ドラマになりましたが、かなりダークな内容となったことから2シーズンだけの作品となりました。ハリウッドセレブの裏側の実態が生々しく描かれている、面白いドラマです。

《主演はクーガー。若い男を食べてしまいます》

主役のルーシー・スピラーを演じているのはコートニー・コックス。大ヒットしたドラマ「フレンズ」でモニカ役を演じて人気スターとなりました。「ダート」はコートニーが総指揮も務めています。この後に出演したドラマ「クーガータウン」でも総指揮を務めましたが、「クーガー」というのは、若い男性を食べてしまう、30才以上のお金持ち女性のこと。

コートニーはまさに「クーガー」という感じ。映画「スクリーム」シリーズや「ベッドタイム・ストーリー」などに出演した、ハリウッドのセクシー女優です。他には大物は登場していませんが、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」に出演していたイアン・ハート、ドラマ「4400 未知からの生還者」に準主役で出ていたローラ・アレンなどが登場します。

ゲストにはコートニーの友人たち、ジェニファー・アニストン、ヴィンセント・ギャロ、デヴィッド・フィンチャーなど大物が出演しています。

《狂気じみた展開と、エロチックでスキャンダラスな内容》

ゴシップ雑誌「ダート」と「ナウ」の編集長ルーシーは、カリスマ編集長。毎号売り上げを伸ばすため、衝撃的な写真や記事を追い求めます。きわどいシーンの連続で、濃厚なセックス場面もあります。ルーシーの幼馴染みの親友ドンは、ルーシーのために働くパパラッチですが、統合失調症を患っているので、ときどき幻覚や幻聴に襲われます。そうした狂気じみた場面展開もこのドラマの迫力を高めています。

ルーシーは取材で追いかけたセレブ俳優とのセックスにおぼれ、その俳優と恋人はドラッグにおぼれていきます。皆が皆、泥沼にはまり込み抜け出せなくなる汚い世界。これがハリウッドの実態なのでしょうか。

毎回胸が苦しくなるような展開ですが、セレブの世界の一面を知ることができる面白い作品です。