奥さまは魔女

奥さまは魔女シチュエーションコメディの古典ドラマですから、なんといっても放送されていた時期も古いのです。アメリカでは1964年から、日本では1966年から放送されていました。



《モノクロバージョンもある古典中の古典

そのせいもあり、第2シーズンまではモノクロ放送でした。現在は第1・第2シーズンともにデジタルリマスタリングによりカラーとなっています。

ダーリンと恋をして結婚した魔女、サマンサは初めは自分が魔女だと打ち明けられずにいました。そして新婚初夜にやっと夫であるダーリンに告白しました。サマンサ自身は人間界がとても気に入っており、普通の奥さまとして幸せな家庭を築こうと努力を重ねます。

できるだけ魔法を使わずに生きているサマンサに対して、彼女の一族は叔母のクララを除いて、みんな人間を下等生物と呼んでおり、結婚にはかなり批判的です。そのためサマンサはダーリンと家族との間にたって、いつも苦労が絶えません。

《現実の人間社会の結婚を表している?

一方、新婚初夜まで彼女が魔女だと知らずにいた夫のダーリンは、魔女だと打ち明けられた後もサマンサへの愛情は変わりませんでした。ただし魔法を使わないよう約束させて、結婚生活をスタートさせました。あくまでも普通の人間らしい生活を送ろうと努力しますが、下等動物・人間と結婚したのが気に入らないサマンサの母親としょっちゅう衝突しています。そして迷惑な魔法をかけられて困惑してしまいます。こんなところはまるで現実社会の結婚と同じですね。

大ヒットしたこのドラマは類似品を呼び、アメリカではシドニィ・シェルダンによる類似ドラマ『かわいい魔女ジニー』が放送されて人気を二分していたようです。日本でも『魔法使いサリー』などはまったく影響がないとはいえないのではないでしょうか。

大変な人気ドラマとなったために、アメリカでは1977年から1978年にかけスピンオフ作品として、二人の娘タバサを主人公にしたドラマが放送されたようですが、あまり人気は得られなかったようです。

日本でも、ドラマのリメイクを日本に置き換えて作られたことがありました。こうしたコメディタッチのライトなドラマは日本人がやると何故か安っぽくなるのですが、このドラマは成功したと言えたのではないでしょうか。それだけ本家のストーリー、設定が秀逸だったともいえます。

実際に奥さまが魔女だったらどうしよう…と考えてみたことはありませんか?きっと色々な魔法を自分のために役立てようとするに違いありません。

パチンコが出るように細工してもらうとか女性のスカートの中を見せてもらうとか…そんな下衆なことしか浮かびませんが、きっと魔法を使うと何でもうまくいくはず。きっとドラマの設定に女性が魔法を使えるようにしたのは、男性が魔法を手に入れるとろくなことに使わないであろうことがわかっていたからではないでしょうか。